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新型コロナウイルスの感染拡大で地域の伝統行事やイベントが次々と中止になるなか、祭りが盛んな静岡県掛川市では、コロナ後も見据えた安心安全な祭りの模索が始まっています。
去年12月、静岡県掛川市の横須賀地区に1台の山車がやってきました。集まった人たちは、祭り衣装に揃いのマスクを着けています。
「この前の4月に祭りが中止になって、このまま何もしないとまた中止に
なってしまうということで、できることをやってみようと」(横須賀地区
河原町取締 山下浩章さん)
この地域では、毎年4月に江戸時代から続く「遠州横須賀三熊野神社大祭」が開かれます。祢里と呼ばれる山車の曳き廻しがみどころです。
「横須賀の人にとって、1年が4月の祭りを中心で回っているようなものなので、その一番の中心が無くなった、心が無くなったっていうのは、やっぱりショックだった」(横須賀区祭典総代会 石津康好さん)
そこで、新たな時代の祭りのあり方を考えようとコロナ対策マニュアルを作り、山車の曳き廻しの検証実験を行いました。参加者は10日前から健康チェックを続け、当日も検温や消毒など全てをクリアすると、参加証のリストバンドを付けます。山車を曳くロープは、1メートル間隔で印をつけました。山車を動かす人の数は通常の半分の6人。少ない人数で曳き廻せるか確認します。
「今までつけていないものをつけているので、慣れが必要だと思いました」
「発熱者が出たらもうアウトだよね、もうみんな」
この日はおよそ40項目もの内容をチェックし、課題を洗い出しました。さらに、マスク姿の山車人形が印象的なポスターも作り、町の人の理解を求めました。
「素晴らしいと思うよ、心配の面はあるけどね。横須賀は祭りだもん」
しかし、年が明けても事態は好転せず、何度も話し合いを重ねた結果、今年は山車の曳き廻しは中止としました。
「“コロナ後”といわれる状態が来るか分からないが、その状態が来た時に安全な状態でお祭りができるように備えていきたい」(横須賀地区河原町取締 山下浩章さん)
どうしたら伝統をつなげ、前に進められるのか。町の宝を守るための挑戦は続きます。
#新型コロナウイルス #遠州横須賀三熊野神社大祭 #山車 #祭り #COVID19 #SDGs
(JNNニュース 2021年2月23日放送・静岡放送取材)
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