コロナ不況で解雇された女性の切実な声 非正規雇用の現実(静岡県)

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新型コロナの影響で県内の景気は悪化していて、業績の悪化した企業ではアルバイトやパートなど非正規雇用の人々を中心に解雇するケースも出てきています。「今まで必死にやってきたのに」失業した女性が語るコロナ禍の雇用の現実です。

 静岡市内のアパレル店で働く女性です。この日、最後の出勤日を迎えました。
<解雇された女性>「赤字店舗のスクラップということで、その対象となって解雇、店舗閉店による解雇」
 女性はアパレル店のアルバイトとして5年ほど働きましたが、新型コロナで店の売り上げは減少。変異ウイルスが県内で確認されたことで客足はさらに減り、会社は閉店を決断。それに伴ってアルバイトは全員やめるよう通達が出たのです。
<解雇された女性>「なるべく店舗を撤退しないように必死にやってきたのは何だったんだろうと思うと悔しい」
 女性は夫と二人暮らし。これからは月15万ほどのアルバイト収入がなくなります。
<ハローワーク静岡 小池次長>「これから退職をしてくれないかと会社から言われて再就職のためにハローワークを利用している方も増えている」
 景気が悪くなると真っ先に解雇の対象となるのは非正規雇用の人々です。
<ハローワーク静岡 小池次長>「非正規の方は基本的には忙しいときには雇って仕事がなくなればやめていただくのが原則。若い非正規の方から企業としても退職していただくように話しかけざるを得ない」
 自分の働くアパレル店の閉店に伴い解雇となった女性。社員ではなくアルバイトを続けるのには事情がありました。
<解雇された女性>「私自身持病があって、通院する日が平日に限られたり。土日祝日は出勤しても問題なかったのでアルバイトで」
 女性は以前、うつ病と診断されました。いまは再発防止のために月2回ほど病院に通っているため、平日休みを希望できるようにアルバイトを選びました。アルバイトは生活スタイルに合わせて勤務時間を変えやすいというメリットもありますが、景気が悪い中で解雇となった場合、新たな勤め先が見つけにくくなります。ハローワーク静岡では就職したいという相談件数が前年を上回っています。一方、求人数は前年よりも2割ほど減っているのです。静岡労働局によりますと、2020年12月の県内の有効求人倍率は0.96倍で企業の求人数より職を求める人が多い状況が7カ月連続で続いています。働きたくても働けない人が出る苦しい情勢です。
<求職者>「求人が少ないみたいなので大変そうだなと思っている」「昨年仕事を辞めたが、なかなか現状仕事が決まらないのが長引いた」
 アルバイトの女性も再就職へ向けて動き出していました。しかし、面接に行くと思いがけない壁にぶつかりました。
<解雇された女性>「『今精神疾患系で過去5年以内に患いましたか』という項目があって、それで『はい』と書いて、それを見た途端にマネージャーらしき人がやってきて『そんなんじゃうち雇えません』って。把握しておきたいという面で(質問が)あるなら別にいいが、それがハードルとして、合否決められるのは嫌ですね」
 女性は失業給付を受け取りながら仕事を探します。
<解雇された女性>「自分のやりたいことや生活も苦しくなるし、生活がどうなるんだろうっていう不安ですね、一番は」
#オレンジ6 2月17日放送

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