インド型も抑制か 「フサン」コロナ治療薬に期待(2021年6月4日)

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 日本では治療薬候補とされる薬「フサン」について、変異ウイルスにも効く可能性があるという実験結果が出たことが分かりました。

 変異株への懸念が高まるなか、“治療薬”に朗報です。

 東京大学・井上教授の研究チームが臨床研究を進めているフサン。このフサンが変異ウイルスにも効く可能性があると分かったのです。

 国内ですでに30年以上、膵炎(すいえん)などの治療に使われてきたフサンですが、コロナ治療で期待されているのは、その“ブロック効果”です。

 単独で増殖することができないウイルスはヒトなどの細胞に侵入して細胞を乗っ取るカタチで数を増やし、別の細胞に侵入したり、飛散したりします。

 アビガンなどがこの増殖を抑える効果があるのに対し、フサンは細胞への侵入自体を防げる可能性があります。

 4つのウイルスに対するフサンの効果を示したグラフ。グラフのオレンジ色の線が従来型、黄色が南アフリカ型、青色がインド型です。右に行くほど「フサン」の濃度が濃い状態です。

 東京大学・井上純一郎特命教授:「例えばインド株がフサンに効きにくいということになると、インド株だけグラフが少し上になるんですけど、皆一緒になっている(下がっている)ので、この結果からフサンの効果というのはこれまで出ている変異株に対しては従来株と同様に効果がある」

 ただ、実用化にはハードルもあります。新型コロナウイルスの治療薬にするためには国の承認が必要ですが、医療現場が逼迫(ひっぱく)するなか、臨床試験が思うように進まないのが現実です。 

 井上教授は「年内の承認」を目指しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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