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から揚げに、ローストビーフ!そして、お好み焼きも!
1つの厨房で調理される、さまざまな料理。実は、別々のお店の料理人たちです。
福山市にできた、別々の店が一緒に料理を作るシェアキッチン。
その名も「みんなのまちメシFACTORY」です。
地元スーパー「エブリイ」が立ち上げた、苦境に立つ“町の飲食店”を支えようとする取り組みに密着しました。
先月末、工事中のシェアキッチンに担当者の姿が―。
▽エブリイ 松本幸士さん
「“場所”を提供することで、飲食店が作ったお総菜やお弁当をエブリイで販売できるような仕組みを作っていこうかなと」
このシェアキッチンを立ち上げた背景には、コロナ禍で客足が激減した“町の飲食店”の危機的状況がありました。
福山市の鉄板焼き「十々」。パリっとした食感の「府中焼き」が人気です。
しかし、売り上げは3~4割ほど減っているといいます。
新たな販路を確保したいところですが、営業許可を得るためにはハードルがありました。
スーパーのエブリイではこれまでに、出店エリアの無償提供や料理の店頭販売などを行い、地域の飲食店の支援をしてきました。
しかし、各店舗で調理したものをスーパーの店頭で販売するには、通常とは別の営業許可が必要なため、参加できる飲食店は限定されていました。
そこでエブリイは、あらかじめ許可を得た調理場を用意。
調理場で作った料理を福山市内の店舗で販売できる仕組みを作りました。
▽エブリイ 松本幸士さん
「営業許可をお金の問題でお持ちでない店、または設備投資の面でどうしても難しい方々も、こういった取り組みに共に参加をして、一緒に地域の食を豊かにするというところに進んでいける」
飲食店は、使用料などを払えば参加でき、新たな営業許可を取る必要はありません。
エブリイは、人気飲食店の味を販売することで新しい顧客を。
飲食店は、料理を作る場所と売る場所の2つを新たに確保できます。
そして利用客は、地元の人気店の味が身近なスーパーで買うことができる。
それぞれにメリットがあります。
そして迎えた、オープン初日。
シェアキッチンには、たくさんの飲食店のスタッフの姿が。
ここで作られた料理は、すぐにスーパーの店頭に運ばれます。
お客さんもスーパーに並んだ“地元店の味”に興味津々です。
▽利用客
「おいしそうだなと思って買った。飲食店にみんな行けていないので、お店も大変。ここで手軽に買えたらいいですよね」
今は13店舗の商品が並んでいますが、今月中には 20店舗 30種類に増える予定です。
飲食店と共に コロナ禍に立ち向かうー。
地域に根差すスーパーの挑戦は、始まったばかりです。
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2020年2月17日放送
※掲載された情報は、取材当時のものです。予めご了承ください。
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