【解説】モデルナとファイザーどちらを選べば良い?発熱・痛みの違いは?【新型コロナ】

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地域や年齢によってはモデルナ社製もしくはファイザー社製を事実上選ぶことが出来るワクチン。それぞれの副反応に関する研究なども進められていて、その「違い」も少しずつ分かってきました。発熱の違いは?痛みの違いは?またワクチン接種後のかゆみに対する対処法は?専門家に聞きました。

 ワクチンパスポートを持つことによって何が可能になるのでしょうか?

 現状は海外へ行く人を対象に今月26日から申請の受け付けを開始するということなんです。窓口は自治体ということですから、区役所などに必要な書類を持っていって、紙で発行してもらう、無料で即日、発行してもらうこともできるようになるのではないかということです。
 ただ、このワクチンパスポートについては、先月、経団連は、例えばこれを提示すれば、飲食店で割引を受けられたり、イベントに優先的に入場できるようにしてはどうかという国内での活用を提言していました。しかし現状、加藤官房長官はこうしたことが不当な差別や強制につながってはいけないという考え方から、あくまで海外へ行く人のために発行するのだということを今は強調しています。(山内あゆ アナウンサー)

 この差別につながらない仕組み作りというのは、とても重要だと思うんですが、その上でワクチンパスポートという考え方は進めるべきなのかなというふうに感じるんですが。(井上貴博 アナウンサー)

 動ける人が動く、例えば今回のお店の話もそうですし、そして海外の観光の対策もそうですけれど、ワクチンパスポートがあることによって動ける人が動くということは大事ですよね。同時に、その不当な差別だということは、例えばワクチンが受けられない方々には、簡易にPCR検査が受けられるなどの、対策を作れるといいですよね。(田中ウルヴェ京さん)

 では現在ワクチンの接種率、どのぐらいになっているのか最新の数字です。1回目が終わった人は29.6%、ほぼ3割。2回目を終えた人は17.8%となりました。(12日公表 首相官邸HP)ということで、接種が進んでいるからこそ、素朴な疑問というのは増えてきているようにも感じます。今日は松本先生もいらしているので、そのあたりの疑問を解消していきたいと思います。

 まずはメーカーについてです。「自治体のファイザーか職場のモデルナか、どっちにしようか迷う」という声がありました。接種場所が自治体の個別接種などはファイザー社製、間隔は1回目と2回目の間3週間。モデルナは職場接種で用いられていて、間は4週間となっています。

 一体、差はあるのかどうか、松本先生に聞きました。医学的な評価は有効性・安全性ともに差はないということなんです。ですから都合のいい方を接種するのが良いということでした。

 では、副反応に関して違いはあるのでしょうか?こちらは順天堂大学などの研究による数値です。1回目の接種の後、熱が出たという人、ファイザーの場合3.3%、モデルナの場合6.5%、ちょっとモデルナの方が多いですが、でも10%以下という感じですね。

 一方で、痛みはどうだったのかと言いますと、ファイザーで92.6%、モデルナで87.3%、多くの人は腕の周りの痛み、腕自体の痛みというのを感じたことがわかっています。(山内アナ)

 予想以上に発熱の数字が低いですね?(井上アナ)

 若いスタッフなどの間では、割と高いなという感じがしたのですが、確かに全体で見てみると、10%に満たないですね。(山内アナ)

 どちらも数%ですけど、松本さん、これは誤差の範囲というふうに見ておけばいいんでしょうか?(ホラン千秋 キャスター)

 副反応だけをグループを分けてやったようなスタディ(研究)はありませんので、基本的にはこれぐらいの数字の差であれば同じだというふうに考えていいと思います。(国際医療福祉大学 松本哲哉教授)

 やはり皆さん気になるのは、この副反応に関することなんです。一つ一つ疑問に先生に答えていただきます。まずは1回目に発熱があった、痛みがあった、副反応がつらかった、という人の疑問です。「2回目の副反応はもっとつらいの?」(山内アナ)

 2回目が副反応が強くでやすいというのは残念ながらその通りだと思います。なので、ある意味もう2回目を接種してなんとなく症状が、例えばちょっと熱が出始めたり、何かだるさが出始めたりすれば、早めに解熱薬などを使っていただいて、その後ずっと我慢しないで、そういった薬を使って対処するっていうのでもいいんじゃないかと思います。(松本哲哉教授)

 では続いての疑問です。1回目に副反応がなかった人、こんな疑問を持ちました。「何も反応ないけれども抗体はちゃんとできているのかな」と不安になったようですが、どうでしょうか?(山内アナ)

 私達もワクチン接種した人たちの抗体価を測定しましたけども、少なくともほとんどの方は副反応があるにしろないにしろ抗体はちゃんと上がっています。なので副反応がなかった人が抗体ができていないということはありませんので、そこはあまり心配しなくていいんじゃないかと思います。(松本哲哉教授)

 また、このような疑問もありました。接種部位が痒くなったという声も多く聞かれたんです。こんなときに「虫刺されの薬を塗って大丈夫?」ということなんですが、いかがですか?(山内アナ)

 虫刺されのお薬っていうのは実際の痒み止め以外にもいろんな成分が入ってたりするので、そこに炎症があるところに、そういうものをつけると、逆に腫れが強くなってしまう可能性もあります。そういう意味ではむしろ先生に相談して処方してもらった薬か、いわゆる抗ヒスタミン剤、単独のお薬を使う方がよろしいんじゃないかと思います。(松本哲哉教授)

 虫刺されの薬は避けた方がいい。アレルギーの薬などは抗ヒスタミン剤などがいいかもしれないということですね。さらに薬で言いますと、鎮痛剤・解熱剤について、厚生労働省はこのように発表しています。副反応に使ってもいい成分、アセトアミノフェンが入ってるものは大丈夫、イブプロフェンも大丈夫、ロキソプロフェンも大丈夫ということですので、一時、アセトアミノフェンのものがかなり減りましたけれども、イブプロフェンでもロキソプロフェンでも大丈夫ということでした。

 それでは、海外の状況も見ていきましょう。ブースター接種という言葉、だんだん出てきましたね。3回目の接種することです。ファイザーの場合は3回目を接種すると抗体レベルが上がったというような結果もありました。こうしたことからアメリカのファイザーがFDAに3回目の緊急使用許可を申請することにしています。また、接種が進んでいるイスラエルでは持病などで免疫力が低下している大人に対して3回目の接種を始めると発表。私達としては、毎年このようにワクチン接種するようになるのかなというのも疑問でもありますね。(山内アナ)

 これはですね、例えばイスラエルではもう既に昨年の12月ぐらいからワクチン接種が始まっていて、半年ぐらい経っている中でだんだん変異株の影響なのか、もう感染者数が増えてきているということで、3回目の接種っていうのが現実味を帯びております。なので、抗体価が下がれば当然ブースター効果で3回目の接種っていうのがあるんですけど、ただファイザーは申請していますけど、まだ本当にそれがどれぐらいの効果が出せるのか、どれぐらいの期間でやったらいいのかっていうのが科学的なデータがないんですね。なんで、そういったことを踏まえて、日本でも3回目の接種をやるとすれば、承認を得た上での3回目の接種というのはまだ先になるんじゃないかというふうに思います。(松本哲哉教授)

 少なくともワクチンが半年は持つと考えていいんですか?(井上アナ)

 基本的には半年は持つと思います。変異株に関しても基本的に半年ぐらいは持つと思うんですけど、ただ抗体価が下がってきたときにどんな変異株が出てくるのかによって、また状況が変わってくるんじゃないかと思います。(松本哲哉教授)
(12日17:11)

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